2012年2月6日月曜日

構造・計算⑦ 弾性座屈荷重Pk

部材の弾性座屈荷重Pkを求める問題。

弾性座屈荷重Pkは次の式で表される。


 Pk = π^2・E・I/lk^2


問題では以下の数値が変わった場合にPkの値がどのように変わるかが問われる。

部材の断面形状が変わる場合
 →部材の断面形状が変わると、断面二次モーメントIの値が変わる
  変わった前後のIa、Ibの大きさを求めてPkの式に代入し、
  Pka、Pkbを算出して比較する。

部材の長さlが変わる場合
 →lkの値が変わる。lkは分母で2乗されるので、lkが2倍になるとPkは1/4

部材のヤング係数Eが変わる場合
 →ヤング係数が変わると、Pkはそのままヤング係数に比例して変わる。
  (Eが2倍ならPkも2倍)

材端の条件が変わる場合。
 →材端の条件により座屈長さlkの大きさが変わる。
  材料がlのとき、

 <移動拘束>

   両端ピン         ・・・ lk = l

   一端ピン・他端固定   ・・・ lk = 0.7l

   両端固定          ・・・ lk = 0.5l

 <移動自由>

   両端固定         ・・・ lk = l

   一端ピン・他端固定   ・・・ lk = 2l

   一端自由・他端固定   ・・・ lk = 2l

  以下②と同じ。

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