部材の弾性座屈荷重Pkを求める問題。
弾性座屈荷重Pkは次の式で表される。
Pk = π^2・E・I/lk^2
問題では以下の数値が変わった場合にPkの値がどのように変わるかが問われる。
①部材の断面形状が変わる場合
→部材の断面形状が変わると、断面二次モーメントIの値が変わる。
変わった前後のIa、Ibの大きさを求めてPkの式に代入し、
Pka、Pkbを算出して比較する。
②部材の長さlが変わる場合
→lkの値が変わる。lkは分母で2乗されるので、lkが2倍になるとPkは1/4
③部材のヤング係数Eが変わる場合
→ヤング係数が変わると、Pkはそのままヤング係数に比例して変わる。
(Eが2倍ならPkも2倍)
④材端の条件が変わる場合。
→材端の条件により座屈長さlkの大きさが変わる。
材料がlのとき、
<移動拘束>
両端ピン ・・・ lk = l
一端ピン・他端固定 ・・・ lk = 0.7l
両端固定 ・・・ lk = 0.5l
<移動自由>
両端固定 ・・・ lk = l
一端ピン・他端固定 ・・・ lk = 2l
一端自由・他端固定 ・・・ lk = 2l
以下②と同じ。
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