2012年2月24日金曜日

構造文章 木質構造 壁率比

構造の文章題をわからないなりに一巡した中で
少し覚えればすぐ解けるようになりそうと思ったのが
この壁率比の問題。

文章題といいながら計算問題に近い。
自分にとっては計算が絡む問題の方が覚えやすい。

まずは壁率比絡みの語句の確認


壁率比  (壁量充足率の小さい方)/(壁量充足率の大きい方)

壁量充足率  (存在壁量)/(必要壁量)

側端部分  建築物の両端(最外端)より1/4の部分

存在壁量  (建築基準法施行令第46条第4項表1の数値) × (側端部分の軸組みの長さ)の和

必要壁量  (建築基準法施行令第46条第4項表2の数値) × (側端部分の床面積)


文字で書いてもよくわからないけれど、これは問題をやってみればわかる。
ただ、令46条第4項表1、2の数値は覚えてられないけれど、
結局、壁率比の計算のときに分母分子で消えてしまうので特に気にしなくていい。

そして、木造軸組工法では

①張り間方向およびけた行方向の偏心律が0.3以下

②各側端部分の壁量充足率が1を超えている

③張り間方向およびけた行方向の壁率比がそれぞれ0.5以上

のいずれかを満たす必要がある。

ここで

偏心率  (偏心距離)/(弾性半径)

偏心距離  重心と剛心の距離を、検討方向に直交する軸に投影した長さ

弾性半径  √(ねじり剛性/水平剛性)

この3つはここではそんなに問われることは無いと思うのでとりあえず置いておく。


木質構造の問題では、
純粋に壁率比を求める問題や、
与えられた壁率比が正しいかどうかを問われる問題などがあるので
壁率比の求め方と、必要な数値を覚えていれば対応できると思う。

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