2012年2月7日火曜日

構造・計算⑧ 不静定梁

たわみ・たわみ角を利用して、不静定梁の支点に作用する反力を求める問題。

<一端固定・他端移動>

たわみを利用して解く。

1.移動端の支点をいったん取り除き、荷重によってたわみが生じると仮定して
  そのたわみδ1の大きさを求める

2.支点に作用する反力をVaとし、Vaによる反対側へのたわみδ2の大きさを求める

3.実際にはたわみは0なので、δ1=δ2としてVaの大きさを求める

4.Vaが求まれば、後は静定構造物同様に力のつり合いの条件式(ΣM=0、ΣX=0、ΣY=0)
  により、その他の反力および部材に生じる力が求まる


<両端固定>

たわみ角を利用して解く。

1.両方の固定端を回転端に置き換え、両端にモーメント荷重Ma、Mbが作用していると仮定する

2.両端のモーメント荷重を取り除いた時に、作用している荷重によるたわみ角θ1を求める

3.両端のモーメント荷重により生じるたわみ角θ2を求める

4.実際にはわたみ角は0なので、θ1=θ2として仮定したモーメント荷重Ma、Mbの大きさを求める

5.Ma、Mbが求まれば、後は静定構造物同様に力のつり合いの条件式(ΣM=0、ΣX=0、ΣY=0)
  により、その他の反力および部材に生じる力が求まる

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