2012年2月7日火曜日

構造・計算⑨ 不静定ラーメン

荷重を受ける不静定ラーメンの、各部材に生じる曲げモーメントの大きさを求める問題。

固定モーメント法分配モーメントの考え方を用いて解く。

1.必要な点を固定して、固定した点の荷重を受ける部材側に
  生じるモーメントの大きさを求める

2.1で求めたモーメントを打ち消す方向のモーメントを、
  固定した点の残りの部材に分配する
  このとき、モーメントは各部材の剛比の割合に応じて分配されるので
  剛比が指定されていればそれにより、
  等質等断面部材であれば均等に分配する。(これを分割モーメントという)
  ただし、各部材の他端がピンの場合は、その部材の剛比を3/4倍したものを
  その部材の等価剛比として計算する

3.各部材の他端のモーメント(到達モーメント)の大きさを求める。
  ここで、他端が固定端の場合は、分割モーメントの1/2が固定端に伝達され、
  他端がピンの場合は、ピンの点の到達モーメントは0となる。

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