荷重を受ける不静定ラーメンの、各部材に生じる曲げモーメントの大きさを求める問題。
固定モーメント法と分配モーメントの考え方を用いて解く。
1.必要な点を固定して、固定した点の荷重を受ける部材側に
生じるモーメントの大きさを求める。
2.1で求めたモーメントを打ち消す方向のモーメントを、
固定した点の残りの部材に分配する。
このとき、モーメントは各部材の剛比の割合に応じて分配されるので
剛比が指定されていればそれにより、
等質等断面部材であれば均等に分配する。(これを分割モーメントという)
ただし、各部材の他端がピンの場合は、その部材の剛比を3/4倍したものを
その部材の等価剛比として計算する。
3.各部材の他端のモーメント(到達モーメント)の大きさを求める。
ここで、他端が固定端の場合は、分割モーメントの1/2が固定端に伝達され、
他端がピンの場合は、ピンの点の到達モーメントは0となる。
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