2012年3月18日日曜日

構造文章 鉄筋コンクリート構造 建築基準法

適用範囲   1 RC造又はRC造とS造等を併用する建築物のRC造の部分
(令71条)    2 高さ4m以下かつ延べ面積30m2以内の建築物
            高さ3m以下のへい              →72条、75条、79条のみ適用

材料     1 RC造に使用するコンクリートの材料は次の各号によらなければならない。
(令64条)    一 骨材、水、混和材料は、鉄筋をさびさせ、コンクリートの凝結及び硬化
          を妨げるような酸、塩、有機物又は泥土を含まないこと
        二 骨材は、鉄筋相互間及び鉄筋とせき板との間を容易に通る大きさである
          こと。
        三 骨材は、適切な粒度及び粒径のもので、かつ、当該コンクリートに必要な
          強度、耐久性及び耐火性が得られるものであること。 

鉄筋の継手  1 鉄筋の末端は、次の場合は必ずかぎ状に折り曲げて定着しなければならない。
及び定着     一 及び基礎ばりを除く)の出隅部分
(令73条)      二 煙突
         2 主筋又は耐力壁の鉄筋の継手の重ね長さ
            ・・・主筋等の径の25倍以上
              (径の異なる主筋をつなぐ場合・・・細い主筋等の径)
           継手を引張り力の最も小さい部分以外の部分に設ける場合
            ・・・主筋の径の40倍以
         3 柱に取り付けるはりの引張り鉄筋定着長さ
            ・・・その径の40倍以上
         4 軽量骨材を使用するRC造
              25倍 → 30倍
              40倍 → 50倍


コンクリート 1 RC造に使用するコンクリートの強度は次に定めるものとする。
の強度     一 四週圧縮強度は1mm2につき12N軽量骨材を使用する場合9N)以上
(令74条)    二 略
        2,3 略

コンクリート 1 打ち込み後5日間は、2℃以上の養生    2 略
(令75条)

型わく及び  1 構造耐力上主要な部分に係る型わく及び支柱は、所定の強度になるまでは、
支柱の除去    取り外してはならない。
(令76条)   2 略

柱の構造   1 構造耐力上主要な柱は、次に定める構造としなければならない。
(令77条)    一 主筋の数 ・・・4本以上
           二 主筋は帯筋と緊結すること。
           三 帯筋の径 ・・・6mm以上
             帯筋間隔 ・・・15cm以下 かつ 最も細い主筋の径の15倍以下
            (柱に接着する壁、はり等から上又は下に柱の小径の2倍以内の部分
               ・・・10cm以下
         四 帯筋比  ・・・0.2%以上
         五 柱の小径 ・・・支点間距離の1/15以
         六 主筋の断面積の和 ・・・コンクリートの断面積の0.8%以上

床版の構造  1 構造耐力上主要な床版は、次に定める構造としなければならない。
(令77条の2)    一 厚さ ・・・8cm以上 かつ 短辺方向の有効張り間長さの1/40以上
            二 最大曲げモーメントを受ける部分の引張鉄筋の間
              短辺方向 ・・・20cm以下
              長辺方向 ・・・30cm以下
              かつ    床版厚さの3倍以下
         2 プレキャスト鉄筋コンクリートで造られた床版は、さらに次に定める構造
           としなけらばならない。
          一 周囲のはり等との接合部は、その部分の存在応力を伝えられるものとする
              こと。
          二 2以上の部材を組み合わせるものにあっては、これらの部材相互を緊結する
                                   こと。

はりの構造  1 構造耐力上主要なはりは、複筋ばりとし、これにあばら筋はりの丈の3/4以下
(令78条)     (臥梁は30cm)の間隔で配置しなければならない。

耐力壁    1 耐力壁は、次に定める構造としなければならない。
(令78条の2)   一 厚さ  ・・・12cm以上
           二 補強筋 ・・・径12mm以上(開口部周囲)
           三 配筋  ・・・径9mm以上の鉄筋を縦横に30cm間隔
            (複配筋の場合は45cm間隔
         ※平屋建ての場合は35cm間隔
            (複配筋50cm間隔
           四 略
       2 壁式構造の耐力壁は、さらに次の構造としなければならない。
          一 長さ  ・・・45cm以上
          二 隅角部 ・・・径12mm以上の縦筋
          三 各階の耐力壁は、その頂部及び脚部を当該耐力壁の厚さ以上の幅の
            壁ばりに緊結し、耐力壁の存在応力を相互日伝えることができるように
                                 すること。

鉄筋のかぶり 1 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さ
厚さ           耐力壁以外の壁又は床 ・・・2cm以上
(令79条)       耐力壁、柱又ははり    ・・・3cm以上
             直接土に接する壁、柱、床又は布基礎の立上がり部  ・・・4cm以上
             基礎布基礎の立上がり部を除く)              ・・・6cm以上捨てコン除く
            ※鉄骨(令79条の3)                        ・・・5cm以上  
       2 略

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