2014年1月18日土曜日

試験に合格するために必要なこと

学科製図.comのメルマガで、
なるほどなと思うことが2つほど書かれていたので
忘れないようにメモしておく。

かつての製図試験は、
1万円のものを買ってくるように頼まれたのに
自分の手持ちは8千円しかないという状況で
どうやって依頼主を納得させるかという試験だった。

でも、今年の試験なんかは、
1万円渡されて、8千円のものを買ってくるように頼まれる試験だという。
つまり、普通に行けば誰でも8千円のものは買って来れるのだけど
それだけでは依頼主は納得してくれないのだという。

もう少し踏み込んで考えてみると
依頼主は同じ8千円のものでもいくつか条件を付けて頼んでいるわけで
たとえばそれが色であったり形であったり使い勝手であったり
依頼主が要望したものになるべく近いものを買っていかなければならない。
ただしそこには時間制限があるので、
探せば探すだけいいものは見つかるのだろうけれど
探しすぎると時間内に戻ってこれなくなる。
なのでいかに効率よく探して的確なものを買って来れるかという試験なのだということだろう。
そう考えるとこの試験で何を試されているのかということの本質が見えてくる気がする。


もう一つは「決めること」の重要性について。
自分が今まで体験してきた資格試験というのは、
たいてい明確な正解があって、それを導き出すための知識や能力を問われる試験だった。
でも、この試験に明確な正解というのはない。
どんな答えでも正解になりうるし、不合格にもなりうる。

考えてみたら同じ敷地に家を一つ建てるにしても
10人の設計士がいたら多分10通りの家ができると思う。
でも、10人がみんなすぐれた設計士であれば
どの家もきっと住みよい家になると思う。
建築とはきっとそういうものなんだと思う。

そしてこの試験はそういう能力を問う試験であるのだから
やはり正解のあるような試験にはなり得ないのだと思う。

では、どうすれば合格できるのか。
それはそのままどうすれば住みよい家を設計できるのかという問いと
本質的には一緒なのだと思う。

つまりそのためにはまず本当に住みよい家というものを知っていなければならない。
図書館であればどういう図書館が通いたくなる図書館か
セミナーハウスであればどういうものが学ぶ意欲を掻き立てられるセミナーハウスか
そういうことをまず知らなければならない。

また、もっと細かい単位で考えると、
どういう動線がスムーズな動線で
どういう部屋が使い勝手がいい部屋で
どういう構造が強い構造で
どういう設備が効率が良い設備か
などということを知っていなければならない。

そういう能力を身に付けていなければ
どういう建物が試験で要求されているのかすらわからないのだと思う。

学科合格からストレートで製図も受かってしまうような人は
実務などでそういうことを自然と身に付けているような人なのだと思う。
自分のように大学も建築学科ではなく、
就職してからも畑違いの仕事をしていた身分では
そういう感覚を持っていないのはあたり前と言ってしまえばあたり前なのだけど
2年もやっているのだからそろそろ身につけなければただの言い訳にしかならない。

必要なことは少しずつ明確になってきたと思うので
また少しずつ来年の試験に向けてできることやっていこうと思う。

1 件のコメント:

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